オーガニックコットン

「オーガニックコットン」と表示できるものには5つの条件があります。

1.3年以上、化学農薬・化学肥料が使われていない土壌で栽培されること。
2.遺伝子組み換えの種ではなく、化学農薬や化学肥料などを用いず、有機肥料のみで栽培されたコットンであること。
3.労働の基準として、児童労働が行われていないこと。
4.フェアトレードで取り引きされていること。
5.1〜4の条件を満たしていることを第三者認証機関が認証すること。

一方、一般的な(オーガニックではない)コットンは、遺伝子組み換え種子などが使用されます。発芽効率を上げるため、化学肥料、防カビ剤、殺虫剤が使われ、畑にも雑草の発芽を防ぐため、多くの農薬や化学肥料が使われているのが現状です。また、収穫では、葉っぱのゴミがコットンに付着するのを防ぎ、収穫しやすくするために、落葉剤で葉を枯らします。このため環境に影響する被害も出ています。

オーガニックコットンを使用した製品は、土を守りそこを流れる川を守り、流れ着く海を守ることにもつながり、そこで暮らす人々の生活も守ります。