難民支援協会は、
日本国内で難民の尊厳と安心が守られ、ともに暮らせる社会を実現するために、
次の2つのことをミッションとしています。
1.日本に逃れてきた難民が、
厳しい状況を乗り越え、
自らの力を活かして
希望を持って生きられるよう、
一人ひとりに向き合い
支援すること。
2.日本で生きる難民を取り巻く
制度や仕組みを改善し、
難民への理解と共感が
社会に広がるよう
活動すること。
そのために、法的支援、生活支援、就労支援、コミュニティ支援、政府や国会に政策提言、広報活動などを行っています。
難民支援団体として一番有名なのは国連機関UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)があります。
こちらは世界数か所に援助物資の備蓄倉庫をもっており、緊急事態が発生すると、現地政府、国連の姉妹機関、数々のNGOと協力して、難民キャンプを設営し、テント、毛布、水、食料、医療、生活用品などの援助物資を供給しています。
現在約130カ国で活動しています。
「難民」ときくと、どこか遠い国の話で身近に感じない人が多いと思いますが、 それはUNHCRの活動を思い浮かべるからだと思います。 日本には難民キャンプはありませんが、故郷を追われて日本に辿り着いた人たちはたくさんいます。 2018年の統計では日本で難民認定申請をした人は10,493人。 実際に難民認定された人の数は42人。 欧米の認定率が10~30%なのに対して、日本の難民認定率は0.4%です。
日本にいる外国人は293万人を超え、
日本社会はコンビニや、農業・建築現場、
工場など多くの外国人労働者に
頼らざるを得ない状況にあると言えます。
そんな中で起きた、入管施設での死亡事件や
難民ではありませんが技能実習生への
長期間に渡る暴力行為など
劣悪な待遇が明るみにでています。
日本で暮らす難民や外国籍の人々が
平和で安心して生活ができるように
願って止みません。