昔子どもの頃(40年ぐらい前。。)に、
テレビでみた犬猫のセリ市のイメージ(倉庫にあるような金属レーンに乗ってダンボールに入れられた仔犬仔猫が流れてきて、それを見ながらバイヤーが札を上げるようなやつ)があったのですが、
YouTubeカメラOKの許可を出すだけあってそのようなシーンはなく、すべての犬に獣医がパルボ(非常に伝染性の高いウイルス性の病気)の検査をしたり、マイクロチップを入れたりと時代とともに業界も改善されている印象でした。
(無論、すべてのセリ市が良心的とは思えないので、両手をあげて喜べませんけども。)
毎週水曜日がセリ市で、取材日当日は1000匹の犬猫が売買されるとのことで、売買は会場に来ることなくオンラインでも可能。
毎週1会場で1000匹。。
相当な規模じゃない?!
2019年の一般社団法人ペットフード協会の「全国犬猫飼育実態調査」では、ペット産業のターゲットである犬・猫は全国に約1,850万頭いるとのこと。
これは、15歳未満の子供よりも多く、65歳以上の高齢者よりは少ない、といった規模感だそうです。
最近はよく企業側の責任としてトレーサビリティやサプライチェーンを明らかにする仕組みづくりとか叫ばれていますが、ペット業界はぜひこの仕組みをmustにして欲しいと動画をみて思いました。
と同時に、
ペットショップから購入する飼い主となる人もその辺の意識を高くもつ必要があるなと。
悪徳ペット業者だけのせいにしてはいけないのだと思いました。
犬猫は「物品」ではないけれども、ここでもSDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」が非常に重要です。
言い換えれば「産ませて売買した責任、飼って育てる責任」すごいあたり前な話ですが。
お金を出して買う側の責任ってとても重大です。
『買い物は投票なんだ!』ってことですね。
PS:犬猫と暮らしたいと思った時には、ペットショップに行くのではなく、まずは保護シェルターで保護されている子たちに会いに行って欲しいです。
―補足―
トレーサビリティ:トレーサビリティはさまざまな業界で導入が広まっているシステムで、商品がどのような場所で作られ、流通し、販売されているのかを把握するための仕組みです。
サプライチェーン:サプライチェーンとは、商品が消費者に届くまでの「原料調達」に始まり「製造」「在庫管理」「物流」「販売」等を通じて消費者の手元に届くまでの一連の流れのことです。供給(supply)を鎖(chain)に見立ててひと続きの連続した流れとして捉える考え方です。
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