自作コットンを紡ぐ

自作コットンを紡ぐ

5~6年前、コットン栽培にトライしようと思い、近くの畑をレンタル。
もちろん有機で、化学肥料や農薬を使用せず栽培してみたことがあります。
種は和棉農家から取り寄せて、白の綿と茶の綿の種を植えてみました。
収穫は、種と綿を分ける必要があるのですが、手ではうまく分離することができず結局卓上のミニサイズの「綿織り機」を購入し地道に分離に励みました。この綿織り機は気持ちがいいほどよく分離できました。

糸に仕上げるには、綿を紡ぐ必要があります。
和綿農家さんでもワークショップを開催してましたが、少々遠方なので用賀にある東京コットンビレッジ(今は閉店のよう)という糸を紡ぎながらお茶ができるカフェのワークショップを見つけ自作した綿を持ち込み、カーダー(犬のブラシみたいなやつ)で綿をフワフワにし、手で綿をよじりながらスピンドル(糸巻棒)で巻き取る方法で糸にしていきました。この綿を紡ぐという地道な作業。。。慣れれていないので直ぐに綿が切れてしまい、なかなか糸にできずこの地道な作業に根負けし、5~6年が過ぎました。

コロナ禍で自宅にいる時間も多くなり、思い出して糸を紡ごうと綿を取り出してみたものの、すっかり紡ぎ方を忘れておりYouTubeで検索したのでありました。

綿を栽培し、収穫し、種をとり、ふわふわにし、糸を紡ぎ、布を織り、染めた布に、パターンをおこし、裁断し、縫製し、やっと服ができあがります。
なかなか大変なことです。ありがたや。ありがたや。

※写真の綿は自作したものではありません。おそらく洋物コットン。

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