「衣食住」の順番って

「衣食住」の順番って

昔、「衣食住」は、人にとって大事な順番でもあると、聞いたことがありました。

その時は、生きていく上でまず、「食」ではないかと思いましたが、
なるほど、人の肌は毛皮ではないし、体温調節ができる訳でもない、産まれたばかりの赤ちゃんにはまずはおくるみで乳ではないし、自分が丸裸で無人島に放り出されらまずはケガとか日光や雨から身を守るために、何か身にまとうもの(大きな葉っぱかワカメあたり?!)を探すかもな、等と考えると、「衣」が一番最初にくるのは納得がいく。

人にとって大事な「衣」つまり「服」の素材を作っているコットンは、エコバッグやタオル等の繊維雑貨類にも多くみられる素材ですが、
激安なコットン製品をみる度、安いことへの嬉しさを越えて、なんでこんなに激安なのか、誰がどこで生産してるのか、気になったりするのです。

コットンの主な生産地は、西、中央アフリカや中央アジアや南アジア。
それらのの国ではコットン栽培は主要な収入源なんだそうです。

そーいえば、中学の地理でインドのデカン高原は綿花の生産地なんて、記憶させられました。
この安さの秘密は、誰かが貰うべき報酬を搾取した結果なのではないか、その搾取に知らず知らず自分が関わっているのではないか、
激安コットン商品を見るたび、ちょっと気持ちがブルーになってしまうのでした。


よいことショップ
ガタ子

消費は美徳?

昭和の時代に、
「所得倍増計画」という池田内閣に乗せられて、使い捨ての原型ができあがった。

もちろん、おかげで景気はグングン拡大し、「岩戸景気」とよばれた好景気が到来した。
「なべ底不況」からの脱却のために、池田内閣のがむしゃらな「経済成長優先政策」のおかげで日本経済は再び活気を取り戻し、企業の成長だけでなく、個人消費も順調に伸びた。
「消費は美徳」という言葉が流行ったのも、この頃。

それから四半世紀、浮き沈みはありながら、あの夢の「バブル時代」が到来する。
消費はさらに加速し、消費の上に成り立った”好景気”が定着した。

夢は夢、バブルはバブル、本当の現実ではない。

そろそろ覚醒しましょう。
リサイクルの極み、お手本となる江戸時代には戻れませんが、大事な地球を、限りある資源を、次世代、次々世代以降にも渡すことが、今地球で生活している私たちの、本当の使命だと思われてなりません。

「その服、ほんとうに捨てちゃうの?」
「その食べ物、明日の朝も食べられるんじゃない?」

世界のどこかで、私たちが当たり前と思っている生活が送れない人々がいることや、私たちが今の生活を送るために犠牲になっている生き物たちがいることを「知って」欲しいと思います。


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