COSMetics Organic Standard
の略で、
オーガニックコスメの
世界基準です。
ヨーロッパの5つの認証団体が、
消費者がわかりやすいように
ヨーロッパ統一基準として
定めました。
オーガニックの基準は各国によって
バラバラなのが現状ですが、
国際的に信頼性が高いと
されている認証です。
コスモス認証の原則は以下の7つです。
■有機農業からの生産物の使用を促進し、生物多様性に配慮すること
■天然由来原料を使用し、環境に配慮すること
■汚染物質を出さず、人間の健康と地球を尊重する加工・製造を行うこと
■グリーンケミストリー(環境に優しい化学)の概念に沿った商品開発を行うこと
■認可された防腐剤を除き、パラベン、フェノキシエタノール、香水および合成着色料など石油化学成分を使用しないこと
■遺伝子組み換え作物を使用していないこと
■リサイクル可能なパッケージを使用すること
また、コスモス認証は、オーガニック認証とナチュラル認証に分類されています。
オーガニック認証は、
ナチュラル認証より厳しい基準となっており、認証の原則は以下の5つです。
■内容成分の95%以上が自然由来の成分であること
■植物原料(オイル・抽出物・バターなど)の95%以上が有機農法、遺伝子組み換えをしていない農法によって作られた原料であること
■完成品の最低20%は、有機農法によって作られた原料であること
(例外:洗い流すシャンプーやリンス、コンディショナーは10%でよい)
■ヨーロッパの基準で厳格に定めている原料以外の成分は使用できない。植物原料以外の成分の使用は、内容量の5%以下であること
■製品に使われるすべての成分、原料は環境に悪影響を与えない生分解性のものであること
ナチュラル認証の原則は以下の4つです。
■使用されているすべての原料が自然由来の原料であること
■オーガニック原料の最小必要含有量はない
■ヨーロッパの基準で厳格に定めている原料以外の成分は使用できないこと。
且つ、植物原料以外の成分の使用は、内容量の5%以下であること
■製品に使われるすべての成分、原料は環境に悪影響を与えない生分解性のものであること
「エルメス(HERMES)」が発売しているハンドケアコレクション“レ・マン・エルメス” のハンドクリームが、コスモス ナチュラル認証を取得しているように、コスモス認証は、国際的な認証の一つです。
ほぼ毎日使用するコスメ。
原料から製品のなるまで、更にパッケージについても、
環境や動物福祉に配慮したものを選びたいですね。