バナナペーパー

バナナペーパーとは、世界フェアトレード機関の認証を受けたバナナが原材料の「紙」です。

バナナは1年で育ちます。1本の茎に1度だけバナナの実をつけます。収穫後は古い茎を切り、切った茎からまた1年かけて茎が再生しまた実をつけます。従来は切り取られた古い茎は廃棄するだけでしたが、捨てられる茎からバナナの繊維を取り出しその茎の繊維に古紙やFSC®認証パルプを加え、日本の伝統的な和紙技術を用いて作られています。

通常の紙は90%が「木」を原料にしていますが、木は通常10~40年で育ちます。一方「紙」の消費量は増加しているため「木」の再生が追いつかず地球から森林が失われつつあります。

森林の減少は異常気象に繋がり、地球温暖化、生態系の破壊、森林資源に頼る人々の貧困化の原因となっています。

バナナペーパーは、再生が早いバナナの繊維からできていること、廃棄物を買い取ることでバナナ農家の生活支援にもなり、茎を繊維にかえる事業でその地域の雇用も生み出し、野生動物の密猟や違法な森林伐採の防止にも繋がり、人や森、野生動物を守る「紙」でもあるのです。

因みに、弊社の名刺もバナナペーパーを使用しています!